top of page
テキストシリーズ08
田中純 著 Tanaka Jun
Gerhard Richter ゲルハルト・リヒター
「かげ(シャイン)」の芸術家
ゲルハルト・リヒターの生政治的アート
(*「かげ」にルビで「シャイン」)
1980円 (税込)
※Written only in Japanese.
目次
1《アトラス》── 地図のメランコリー ──
2《ビルケナウ》── それ(エス)の地下室(クリプト)──
3《1977 年10 月18 日》── オルフェウス・コンプレックス ──
4《ビルケナウ》ふたたび──「かげ(シャイン)」の生政治 ──]
(*それぞれ、「それ」にルビで「エス」、「地下室」にルビで「クリプト」、「かげ」にルビで「シャイン」)
思想史学者の田中純(東京大学大学院総合文化研究所教授)によるゲルハルト・リヒターの作品論4編を収録。リヒターの制作史で重要な3つのシリーズ《アトラス》《1977年10月18日》《ビルケナウ》をイメージ論の観点から考察しながら、リヒター作品を生政治的なアートとして紐解いていく。本書で言及される2014年の抽象絵画《ビルケナウ》は、作家が「私が最終的に片付けねばならない負い目」と語った主題であるアウシュビッツ強制収容所をテーマにした4連作で、2022年に東京国立近代美術館と豊田市美術館で開催した『ゲルハルト・リヒター展』で日本で初公開された。森大志郎デザインによるワコウ・ワークス・オブ・アートのテキストシリーズ第8弾。
※書籍名は、「かげ」に「シャイン」とルビを振ります。
bottom of page